神戸のある劇団の稽古を見学して学んだ、「3種類の稽古の心得」

こないだ稽古の見学をさせて頂いた劇団の演出の方が、2時間の稽古の中で

勉強になるような多く言っておられたので、ブログに残しておこうと思います。

 

応用すれば、役者のみならず、人前に立つ方には共通する心がけかとおもいますので、よければ参考にしてみてください。

 

稽古を「本番につながる稽古」にするための、胸に刻んでおきたい心がけです。

 

基本

・基本的に高いテンションでやる

 
・台本を見て、動き、位置関係などは自分で作り込んでくる
 
・周りに火をつけるような人間になることをこころがける
 
・表現の引き出しを、”いつでも引き出せる”ようにしておく
 

・”癖”で楽な芝居をしない。キツイところに自分を追い込む

 

・できなかったら、同じ箇所を何度も繰り返す

 

・喋りながら動かず、「喋り」「動き」を分けた方が良い場面もあ

 
 
・細切れ練習は意味が無い(しっかりまとまった連綿性を持った練習ができるよう時間を当てる)

 

発声

・台詞を練習するとき、完全に【ポーズ、表情、動き、気持ち、キャラ】を作ってやらないと意味が無い
 
・本読みの際は照れずに、”読む”のではなく”台詞にする”
 
・超越した存在を演じるときは、頭の上から抜きながら言う感じ
 
・呼吸をいたずらに乱さず、吸う箇所などを適切に台詞に当てはめる
 
・台詞に気持ちを入れ込み、喋り終わるまでダレないようにする
 
・焦って喋らず、その状況設定の適切なスピードで喋る
 
・たたみかけるところは、語尾を緩めない
 
・呼吸をしないと、抑揚や変化が付けられない【テンションの高い台詞(呼吸!+きっかけ動作)落ち着いた低い台詞】
 

動作

・しっかり大きく動くか、微動だにしないか。(中途半端に動くのは楽)
 
・動き方に行き詰まったら、一度極端に目立つようにかっこよく動いてみる
 
・前に出る場合は、後ろの役者に被らないようにする
 

お笑いライブに出て役者力を鍛える

来月のバトルZAライブに出ることに決めました。

 

去年、演劇と並行して漫才をやっていた時期に3回出演したライブです。

出演者にだけわかるように、作家の方がつけられた点数が発表されるのですが、毎回50点代。

心が折れて、すっかり遠ざかっていたライブです。

それになぜまた出ようと思ったか。

 

それは「提案力」を鍛えるため。

少し前まで役者は受け身なイメージがあったのですが、

面白い役者さんは皆能動的で、それぞれが「作品を作る意識」に溢れている方ばかりです。

 

話の筋を作るのが演出家の仕事であって、芝居を作るのは役者の仕事。

もちろん演出が調整は行いますが、最初に提案をするのは役者の仕事。

 

その提案力を鍛えるには、自分で短いコントを作ってお客さんの前で発表できるフリーのお笑いライブが一番かなと。

 

明日、12月開催分のエントリーが始まり、全4日の日程から出演日を選択します。

 

12月11日火曜日 18:45開演
12月18日火曜日 18:45開演

12月21日金曜日 18:45開演

12月29日土曜日 13:30開演

 

とりあえず、なにも台本はありませんが、先にエントリーしてから考えます!

 

失うものは出演1回につきチケット4枚買取分の2000円と交通費の計3千円のみ!

挑戦すれば、経験値が絶対に残る! 

メリットしかない!

 

やるぞー!

何度も読み返したい名著『自分のアタマで考えよう』

普遍的で、どんな時代、環境でも必要なこと。


それが「自分の頭で考える」ということ。


考え方のパターンを覚えていれば、あらゆる場面で応用が効きます。


この本はそれを教えてくれます。


最後のまとめの部分は、電子書籍をのページをスクショして待ち受けにしてます。


まず思考し、その枠に必要な知識を取り入れる。


知識を得る前に、「この知識が手に入ったらどういうことを言えるか?」ということをパターン分けして先に考えておく。


「思考と知識の関係」を学べたことが1番の収穫かと思います。


自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう









伊藤えん魔 ワークショップ

大阪で、伊藤えん魔さん主催のワークショップを受けてきました。

 

 

久々に人前で表現をして、まったく手応えがなかった…

 

今は充電期間とはいえ、今日の出来は悔しかったです

 

頂いたアドバイスは⬇️

★人前に出るときはスイッチングを心がける

→舞台上では、普段の自分とは違う「ハレ用の自分」に切り替える。

 

★練習するときは舞台を使って、流さずに本気でやる

→稽古場と舞台から見る景色は、あまりにも違う

 

★早口になりがちなので、ゆっくり、止めるべきところでしっかりブレーキをかけながら喋る練習をすべき

 

★裏方との交渉、提案をしっかりとする

★上達するには場数を踏むしかない

 

とりあえず、場数目的でバトルザライブとR-1にはエントリーしとこうと思いました。。

 

「できるようになるまで待つのではなく、とりあえずやってみれば、それなりにできる」

 

伊藤さんから頂いた貴重な言葉の中の一つです。

 

充電しすぎると頭でっかちになって、できない自分とのギャップがどんどん広がってしまうので、適度に舞台には立っていこうと思います。

メロメロたち

悪い芝居を知ったのは、『劇団石塚朱莉』という連載がきっかけ。

 

kansai.pia.co.jp

石塚朱莉さんはNMB48のメンバー。悪い芝居に初回のメロメロたちでゲスト主演で演劇初舞台を踏まれました。

 

そして今は自らが立ち上げた『劇団アカズノマ』を主宰しておられます。

 

 

今回の主演はユーチューバーの渡邊みなさん。

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www.youtube.com

 

ゲストの目の付け所も面白いし、別ジャンルのお客さんを呼ぶのが上手いですね 笑

 

会場は、大阪梅田のHEP FIVEの8階にあるHEPホール。いかにも小劇場という感じのキャパ。

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物販ではtシャツやCD、パンフレットや過去作品のDVDや台本が販売されていました!

 

グッズのデザインもセンス良くて、「チケット代以外も、こうやって稼ぐのか!」と勉強になりました。 笑

 

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ガレージコーナーから500円の過去作品の台本(スーパーふぃクション)を購入。セリフの練習に使うことにしました。

 

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会場に入ってみると舞台上には重厚なセットが。そして中央に置かれたドラムセット。

 

内容はネタバレになるので言えませんが、演奏がめちゃめちゃ多い!

 

役者さんがかなりクオリティの高い演奏をしてました。

 

いざ始まると

最初はセリフ掛け合いのノリが若いのと、下ネタ満載、演奏・歌のパートが多くて

「これ無理かも、、」

と引き気味でしたが、

 

戦争のパートになると、それまでとのギャップが上手く生きてきて、まんまと引き込まれていきました。

 

休憩を挟んだ2幕目からはお笑いパートのノリにもついていけて、完全に楽しんじゃってました。

 

最後は渡邊さんのしっかりとした歌。

そして、観客の心に刺さる人生へのメッセージ。

ふざけ倒した後に感動持ってくるとこんな刺さるんですね。。

 

浅くて、深い。しょーもなくて、面白い。
ぜつぼーと、きぼー。

 

感想を総括するとこんな感じですかね。👆

 

見終わった後、この「メロメロたち」という少し不思議なタイトルが愛おしく思えました。。

 

渡邊さんはまだ19歳とのことですが、年齢に見合わない若干ドスの効いた声と達者な喋りが魅力的でした。

 

この日はアフタートークで、2年前の初演で主演を務めた石塚朱莉さんがゲストで出演されました。

 

前の方で今回の公演を見られていたそうで、

「この芝居はやっぱりアホや」
と呆れたようなことをおっしゃったかと思えば、

「この戯曲は学校の教科書に載るべき」
ともおっしゃっていました。

 

一人の観客この相反した意見が、この芝居を印象を表していると思います。

 

観終わって思ったこと。

芝居を見る方法はドラマや映画などの映像媒体もあります。

しかし、

得られる刺激は、段違いで生の演劇の方が多い!

 

今回のチケット代3700円も見終わった後なら、安いとさえ感じられました〜。

 

PS

今回の公演でもたくさんチラシをもらいました。

その中で気になったのが↓

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最近舞台に出られてないので、単発企画に参加してみようかなと。

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ミーハーですが、この3人を近場の劇場で3000円で見られるのなら行くしかない。

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関西で有名な小劇団。チケット代6000円ですがその分期待。

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石塚さん主催の舞台。興味あります。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

嫌なことがあったら

電車にスマホを忘れてテンションガタ落ちです。

 

こういうことがあったら自暴自棄になって生活リズムが狂う。

 

気分を落とさないために、幸福ホルモン、セロトニンを補給します。

 

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いきなりステーキのヒレ200グラム。

 

まんぷくで、多幸感に満たされました。。

 

でも早く戻ってきてほしいぜスマホ。。。