神戸のある劇団の稽古を見学して学んだ、「3種類の稽古の心得」
こないだ稽古の見学をさせて頂いた劇団の演出の方が、2時間の稽古の中で
勉強になるような多く言っておられたので、ブログに残しておこうと思います。
応用すれば、役者のみならず、人前に立つ方には共通する心がけかとおもいますので、よければ参考にしてみてください。
稽古を「本番につながる稽古」にするための、胸に刻んでおきたい心がけです。
基本
・基本的に高いテンションでやる
・台本を見て、動き、位置関係などは自分で作り込んでくる
・周りに火をつけるような人間になることをこころがける
・表現の引き出しを、”いつでも引き出せる”ようにしておく
・”癖”で楽な芝居をしない。キツイところに自分を追い込む
・できなかったら、同じ箇所を何度も繰り返す
・喋りながら動かず、「喋り」「動き」を分けた方が良い場面もある
・細切れ練習は意味が無い(しっかりまとまった連綿性を持った練習ができるよう時間を当てる)
発声
・台詞を練習するとき、完全に【ポーズ、表情、動き、気持ち、キャラ】を作ってやらないと意味が無い
・本読みの際は照れずに、”読む”のではなく”台詞にする”
・超越した存在を演じるときは、頭の上から抜きながら言う感じ
・呼吸をいたずらに乱さず、吸う箇所などを適切に台詞に当てはめる
・台詞に気持ちを入れ込み、喋り終わるまでダレないようにする
・焦って喋らず、その状況設定の適切なスピードで喋る
・たたみかけるところは、語尾を緩めない
・呼吸をしないと、抑揚や変化が付けられない【テンションの高い台詞(呼吸!+きっかけ動作)落ち着いた低い台詞】
動作
・しっかり大きく動くか、微動だにしないか。(中途半端に動くのは楽)
・動き方に行き詰まったら、一度極端に目立つようにかっこよく動いてみる
・前に出る場合は、後ろの役者に被らないようにする