劇場すごろくは下北沢だけじゃない?

劇団の公演で使用する下北沢の本多劇場グループの劇場を、少しずつ大きくしていって、最終的に本多劇場で公演することを『劇場すごろく』と言います。

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ゴールは本多劇場

 

劇場すごろくの効果は、劇団のモチベーションになったり、自分より大きな劇場で公演している劇団から刺激を受けることがあります。

 

この劇場すごろくという言葉を知って思い浮かんだのが、大阪なんばの吉本の劇場です。

劇場の密集度は下北沢ほどではありませんが、「難波」という1つの地域の中に5つの劇場があります。

 

下北沢で最も大きな劇場が本多劇場

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本多劇場

 

なんばでいえば、笑いの総本山「なんばグランド花月」。

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なんばグランド花月

 

なんばグランド花月の周囲には2つの劇場があります。

地下のイエスシアター、そして向かいの漫才劇場。

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エスシアター

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漫才劇場

難波グランド花月の存在が、漫才劇場に出演する若手芸人たちの大きな目標となり、刺激を与えていることは間違い無いでしょう。

 

そして、そこから少し歩いて道頓堀。

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道頓堀

 

道頓堀にはZAZA HOUSEとZAZA POCKET。

ZAZA HOUSEとZAZA POCKETに関しては、キャパの違う小屋が真隣に並んでいます。

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ZAZAの受付。向かって右がポケット、左が少し大きめのハウス。

 

境をぶち抜いて、もっとキャパの大きい一つの劇場することもできたでしょうが、これも吉本興行が芸人たちの競争原理を煽るためなのでしょう。

 

人を成長させるには環境が大事といいますが、まさにそれを見越して作られていると思います。

(そういう体制を作るには経済力が不可欠ですが…)

 

バトルZAライブ 12月 〜1回目〜

つい先ほど、今月1回目の舞台が終わりました。


今回は噛まなかったし、間も取れたし、ゆっくり喋れたし、自分に課した課題はすべてクリア!


噛まなかったのは初!


「笑いを取る」じゃなくて

「芝居をしにいく」を目的にしたら、気持ちも軽かった。


ただ客席からの反応が一切無かったからどこをどう直せばいいかが全くわからない 笑


気づいたけど、

舞台直後は頭がフル回転してるから、こういう時に執筆作業したら良さそう。


出番終わって速攻30秒で会場出れるくらい縛りがないから、後のスケジュールが融通効いて便利。


真夜中の弥次さん喜多さん



会場は伊丹のアイホール。はじめましてのところ。


二人芝居だから、広がりに限界はあるが、シュールさを追求した感じ。


極めてシュール。


ベッドにすぐ戻ってくる、あれはなんだと考えていたら、マジックかとも思わせる瞬間移動。

平台の下に空洞を作っていて、布団に繋がっているのだろう。


天丼を多用していた。何度も何度もループする。ループする前に仕掛けがあり、ループしたあと、笑いがくる。でも、序盤は若干多すぎてお腹いっぱい。

しかし、うどんのくだりはループを上手く使っていて見事。コミカルなヤジさん、かっこよくてちょっと危ないキタさん。キタさんが若干喉が閉まり気味だっつが、すべて聞き取れるのが凄い。


雨のザーザーが文字で、「ザーザー」という文字が降ってくる。現代的。


他にもスマホを使ってうどんを注文するくだり、あれはガチだろうか。


どちらだとしても面白い、うどんやの挙動が演技だとしたらリアル。


イカップルの設定だが、下ネタはほぼ無いし、生々しいシーンもないから、シュールギャグ漫画を見ているノリで見られる。


変なところから小道具が出てくる、踏んだら元に戻る。降り出した、振り出しに戻るの言葉遊び。


手を繋ごう。最後に手が、というより両腕が繋がる言葉遊び


二人芝居を初めて見た。


何回もやってるから完全にこなれてる感じ。おふざけも随所に入れてる。


遊び満載笑える2人芝居。

ジムに行くタイミング

仕事が終わってすぐ行くのが一番。と最近思います。

 

変に間を空けてしまうと、タイミングを逃してしまう。

 

仮眠したり、動画見たり。

 

行くハードル下げるには、

 

 

 

 

 

 

その日の朝のうちにジムの荷造りを完璧に済ましておくこと!!

 

これが一番!!

X’mas ハートフルコンサート @大丸心斎橋劇場

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シアーミュージックでお世話になっている講師の息子さんが出られているということで、行ってまいりました。

 

ゴジラで主役を務められた宝田明さんが出演されておられました。

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ゴジラと握手される宝田明さん

軽妙な語り口が魅力的でした。

 

 

そして、本日初めて拝見させていただきました、沢木順さん、初めて観た瞬間に、「あ、この人面白い」と思いました。

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沢木順さん

 

宝田さんと沢木さんのお二人は師弟関係で、沢木さんが19才、宝田さんが30才のときに出会い、演技の指導を受けられていたそうです。

 

役者は老若男女を演じ分けられなければいけないと指導されてきたそうで、

次の曲は女性らしく歌う! と宣言して、『愛の讃歌』を歌われておられました。

 

少しボリュームを落としつつも力強い歌声に、歌詞の内容が強く届くような感じがしました。

 

沢木さんは元は俳優で、後から歌を始められたとのことですが、弾むような楽しさも、引き込まれるところもあり、とても惹きつけられました。

 

 

『演劇プロデューサーという仕事』

細川さんは第三舞台劇団☆新感線のプロデューサーを務められた方です。

 

表舞台に出られる方では無いので、あまり一般的に名の知られた方ではないですが、演劇界を変えた方と言っても過言ではありません。

 

どのように変えたかと言うと、今で言うと当たり前になった「客演」を積極的に取り入れました。

 

客演とは、他の劇団の役者がゲストで出演することです。

 

昔は客演禁止というルールがありました。
自分の劇団の役者が他の色に染まるのを避けるため等の理由があります。
今では客演がないと演劇は成り立たないと言われるほどですが、
 

 

例えば、劇団☆新感線の『髑髏城の七人』は1990年から毎回キャストを変えながら上演されている公演です。

 

7年ごとにリメイクがされ、キャストが毎回一新されます。
↓のブログに過去公演のキャスト一覧が掲載されています。

 

blog.kansolink.com

 

劇団間の交流が盛んになり、異なる劇団の看板俳優の二人芝居など、新たな企画も数多く生まれました。

 

【響いた文章】

 

・演劇で稼ぐには縁と運。飲み会。名刺。

(役者に当てはまるかはわかりませんが、当てはまりそうな感じがします)

・役者はわがままで強欲で不安

・俳優=優れて人に非ず
・映像は瞬発力、芝居は持久力
・演技はセリフの決まったアドリブ
・演劇は、作家と演出と俳優の共同作業
・フォーク演劇とハードロック演劇
役者によって相性がある。第三舞台はフォーク、新感線はハードロック。
・強いものが勝つのではない。勝ったものが強いのだ。
 
 
本書の最後に、細川さんが過去を振り返り、以下のようなことを書いておられました。
「やりたいことよりも自分に向いていることをやるべき。自分の頭で考えるべき。自分に合った方法を模索する。「成功から逆算」して出てきたそれは、ただの因数分解。才能という魔物の餌食になるな。」
(筆者なりに噛み砕いてまとめたものです)
 
ジャンルは関係ありませんが、ブロガーの八木仁平さんが発信内容の軸としている「自己理解」が、やはり大事なのだと感じました。
 
己を知り、世界とどう戦っていくか。
 

加えて、役者の世界はそこに「運」「縁」が関わっているから厄介なのだとも。

 

…イバラ道、進んでいこー!

 

 

 

観劇三昧 映像止まる問題

観てたら途中でよく止まります。

 

一時停止してしばらく置いて、また見ようとするとなかなか再生されません。

 

これはなんとかしてほしい。

 

3時間ある公演もあるので、しょっちゅう止まると観づらいです。

 

なので、タブレットにダウンロードしてから見るのが無難だと思います。