マンモグラフィー検診について 〜画像評価〜

本日は女性の方々には馴染みの深い、男性の方々には薄い乳がん検診についてです。

 

乳がん検診の一つ、マンモグラフィー。現在では最も有効とされる判定方法(他には超音波検診、視触診がある)です。

乳房を薄く挟んで撮影し(これがめっちゃ痛いらしい。女性は大変や)、その画像から医師が異常がないか見つけ出す、というのが検診時の撮影→読影の流れです。

今回は、その「撮影」についてのざっくり解説です。
(硬い解説はネット上にたくさん溢れてるので、ここではざっくりイメージがつかめてもらえればと思います)

 

そもそもちゃんと撮影できていなければ、異常な部分をしっかり写せませんので、読影に支障が出ます。

撮影は検診の第一次項目として、重要な位置を占めています。

 

つまり、撮影する人、それを読み解く人双方の技術が必要。
医療機関画像評価の制度に基づき、評価を受けます。

 

何をみるか?

・撮影装置(画質など)

・撮影技

・現像処理条件

・ポジショニング(撮影位置)

の組み合わせ

 

画質が悪かったり、写す場所が悪かったりしてはいけないということですね。

 

評価

医療機関読影をするには、ABCDの四段階でB以上の評価が必要です

→B以上の評価を受けた施設は、日本精度管理中央機構ホームページに掲載されます

 

 

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 例えば地図の中から兵庫県をクリックすると、↓のような医療機関一覧が出てきます

 

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それぞれの施設の評価がAかBかはわかりません。

 

ちなみにこの評価は受けたらそれ以降ずっと有効ではなく、有効期間は3年間であり、3年毎に再評価を受ける必要があります

 

C,D評価を受けた医療機関は、指摘を受け、再度評価を受け直す必要があります。



その他

画像評価を単品で受けるには、読影機材一台につき、54000円必要です。
ですが、医師の読影試験時には、施設の画像を持ち込むことで、講習時に画像評価を受けることができます。その際は読影試験受講にかかる費用以外に、別途費用はかかりません。セット割みたいな感じですね。

 

 

参考

https://breastcare.jp/breast_about.html

http://www.kanrigakkai.jp/housyasen/shiryou/img/27-07.pdf

https://www.qabcs.or.jp