コミュ障、ついに話し方教室へ行く

どうも! わっちゃんでございます。

今日は「初めての話し方教室体験記」です!

コミュ障で困っていると母には普段から相談していて、「だったら話し方教室でも行けばいいじゃない」と言われていたのですが、
意外と探しても神戸で無かったんですよ。
大阪までいけばあるんでしょうが、日頃通うところはアクセスのいい場所がいいなぁと言い訳をして、手つかずのままでいました。

そこで母から紹介されたのが、「シアーミュージック」三ノ宮校でした。確かに、ここは僕も前にネットで探して見つけたことはあったのですが、
「音楽がメインのとこだから、話し方教室なんてオマケみたいなもんでしょ? やるなら俺は本格的なとこでやりたいんだ!」
と、スルーしていました。

第一回のレッスンを終えた今から思えば、さっさと体験行けグズ! と過去の自分のケツを思いっきり蹴り飛ばしたい気分でございます。

「話し方教室って実際どうなの?」

周りとのコミュニケーションで悩んでいる方々の中にも、一度は話し方教室への入会を考えたことがあるかもしれません。
でも、そんなの効果あるの? 高い月謝払う価値あるの? って心配になって、いまいち踏み出せない人も折られるかと思います。
結論から言いますね。
「はよ行け! 真人間になれるチャンスだぞ!」

.シアーの話し方教室
外観から言いますと、三ノ宮教室は、三ノ宮駅前にあるミント神戸の隣のビルの二階にあります。
事務員はおらず、防音ボックスが五つあり、その中でボーカル、楽器、話し方などのレッスンが行われています。

体験の時に率直な感想として、「こん中でやんの? 狭くない??」
と少したじろぎましたが、僕は二回目でもう慣れました。

人によっては狭さにビビるかもしれませんが、そこはあんまり気にしなくてもいいかな。

レッスンの流れ
まず、仕事内容が上手く伝わらず悩んでいることを打ち明けます。
講師「じゃあ私が後輩だと思って、何でもいいんで仕事を命令してみて下さい」
僕「……」
早速コミュ障発動。
率直にありのままを話せば伝わるのですが、「内部のこと見ず知らずの人に話しちゃっていいの? でも細かいことを上手くごまかしながら悩みを伝えるのなんてどうしたら……」

講師の顔つきが険しくなっていきます。さらにどもる僕。
ぼくのおぼつかない説明に
「話し方がもっさりしてる。 首が歪んでる。まっすぐにして。あとちゃんと相手の目を見る!」
いい年して初歩的なことを言われ、凹みます。
「あと、伝えるときは具体的に!」

..まず具体的に
そこで、話の内容を詳細に伝えます。僕の職業は、あまりメジャーではないのですが、講師はその仕事を知っていたようで、その問題点についても理解されていました。
関係外部機関との上下関係、そこを踏まえた上で、事務的に淡々と仕事内容を伝えればいい、とのことでした。


「はっきりとした声は、出ている」


講師「それを踏まえて、もう一度やってみて。」
もう一度、やってみます。すると、
講師「ん? わっちゃんさん、そんなにわかりにくいことも無いですけどね?」
僕「そうなんです、実は…」
自分の弱点を打ち明けました。


話し方と言うよりも人間関係!


相手の機嫌に自分の感情・気分が左右されている。 相手が機嫌悪そうな顔をしていれば萎縮してしまうし、和やかな雰囲気なら、ハキハキと話せる。それを講師に伝えると、返ってきた言葉に強いショックを受けました。

講師「ああ、人によって態度変えちゃうんだ。 笑」

確かにそうだ。
僕は自分を「気の弱い人間」と捉えていましたが、見方によってはそうも取れます。
それは、僕も嫌だと思う人の特徴ですが、まさか自分がそうなってしまっていたとは。

僕「相手の目つきか、威圧的な態度に、すぐ左右されてしまうんです…」
講師「じゃあ、それを気にしない、屈しない訓練が必要ですね!」

一回目の授業で核心を突かれました。
自分の弱みを晒されて、僕は泣きそうになっていました。

「はっきりしない態度の人には、強めに行っていいんだ、と言う認識が周囲の人に生まれてしまう。 だから、ハキハキした口調で仕事をすれば、わっちゃんさんが不当に損をする場面を減らすことが出来る」

僕が自分より立場が下だと判断した人に堂々と振る舞っていたのと同じように、僕も周りからある意味標的にされてしまっている。
この事実を客観的に知れたのは、収穫でした。


その後、「あいうえお かきくけこ」の五十音の発声練習、あいうえおの並びを変えた「いうえあお うえおあい…」(劇団四季で行われている発声法)、「贈り物、許された、追いかける」などの(五音)の言葉を使った発声練習を行いました。

この練習をしたあと講師と会話すると、
「さっきよりハキハキしてますよ!」とのこと。

一日の始めに軽い発声練習をしてから職場に向かってもいいかもしれない、と思いました。


・よかったところ
講師のレベルは高いんだろうなと思いました(素人目線ですが…)
しっかりと話を聞いて、個人に即したアドバイスをくれている印象です。ちゃんと困っていることを伝えれば、僕の時のように話し方よりも人間関係に苦労していることを見抜いてくれます。
ちなみに今回の講師の方は歌メインで教えている方なので、「話し方はどうなんだろう」という不安もありましたが、本当に丁寧に教えて下さりました。

・いまいちだったところ
事務員がいないので、設備面が少し甘いです。今回、時間を十分過ぎても講師が現れなかったので、どういうことだろうと思っていたのですが、実はブースの中の時計が壊れて止まっていたようで、開始時間が遅れてしまう、という事態が起きていました。(もちろん規定時間分はちゃんと教えてもらえました)


・この痛みは今後の人生を好転させる痛みだ。

コミュニケーション能力の乏しさを、面と向かって突きつけられるのは辛い。
でも、ここを克服すれば、今後の人生の景色をがらっと変えることが出来るはず。
恐れながらもいろんな事に挑戦していきます!

次回予告「コミュ障が劇団のオーディションを受ける!?」