劇場すごろくは下北沢だけじゃない?

劇団の公演で使用する下北沢の本多劇場グループの劇場を、少しずつ大きくしていって、最終的に本多劇場で公演することを『劇場すごろく』と言います。

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ゴールは本多劇場

 

劇場すごろくの効果は、劇団のモチベーションになったり、自分より大きな劇場で公演している劇団から刺激を受けることがあります。

 

この劇場すごろくという言葉を知って思い浮かんだのが、大阪なんばの吉本の劇場です。

劇場の密集度は下北沢ほどではありませんが、「難波」という1つの地域の中に5つの劇場があります。

 

下北沢で最も大きな劇場が本多劇場

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本多劇場

 

なんばでいえば、笑いの総本山「なんばグランド花月」。

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なんばグランド花月

 

なんばグランド花月の周囲には2つの劇場があります。

地下のイエスシアター、そして向かいの漫才劇場。

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エスシアター

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漫才劇場

難波グランド花月の存在が、漫才劇場に出演する若手芸人たちの大きな目標となり、刺激を与えていることは間違い無いでしょう。

 

そして、そこから少し歩いて道頓堀。

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道頓堀

 

道頓堀にはZAZA HOUSEとZAZA POCKET。

ZAZA HOUSEとZAZA POCKETに関しては、キャパの違う小屋が真隣に並んでいます。

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ZAZAの受付。向かって右がポケット、左が少し大きめのハウス。

 

境をぶち抜いて、もっとキャパの大きい一つの劇場することもできたでしょうが、これも吉本興行が芸人たちの競争原理を煽るためなのでしょう。

 

人を成長させるには環境が大事といいますが、まさにそれを見越して作られていると思います。

(そういう体制を作るには経済力が不可欠ですが…)