コミュ障だけど街コン行ってきた。

みなさん、こんにちは。わっちゃんです。さて、今日の記事は「街コン体験記」です。

街コンと僕
正直に告白すると、僕は街コンにしょっちゅう通っています。彼女がいないときは月1,2回のペースで行ってます。
街コンというと、コミュ障には敷居が高いイメージがあると思いますが、必ずしもそうではありません。(最初はガチガチに緊張しますが)
僕みたいな会話不得意者でも、他の参加者に撥ね除けられるケースから、受け入れられるケースまで色々あります。
人生色々、街コン色々。

最近の恋愛事情
今、僕は24才ですが、初めて彼女が出来たのも24才です。もっといえば、二週間前に彼女が人生で初めて出来ました。
「おっせぇ!」って思って頂いて構いません。「お幸せに!」と祝福してくれた方、ありがとう!
ただ、残念な事実を申し上げますと、僕は現在、彼女がいません。
ボルトも真っ青のスピード破局です。その淡すぎる恋愛経験も、今度記事にしてみようかと思います。

なぜ街コンに行くか
僕は、日常で知り合った人と普通に仲良くなって、恋に落ちて、ってのが出来ません。コミュニケーション能力が著しく低くて臆病だから。食事に誘って断られでもしたら、その後どう振る舞っていいか分からなくなりそうだから。
なので、女性に声をかけるのが必然の場所をお膳立てしてくれる、街コンが僕にはうってつけなんです。ただ、無闇に参加せず、ちゃんと条件を色々チェックしておくことが大切かと思います。街コンは男性なら飲食付きで6900円、飲食無しで4500円が相場です。安い出費ではありません。せっかくの場を無駄にしないように気をつけましょう。

今回の街コンの概要
・街コンの探し方
今回の街コンは、「街コンジャパン」というサイトで見つけました。僕は毎回神戸の三ノ宮界隈で開催される街コンに参加するのですが、毎日なにかしらのパーティやらなんやらが催されています。


趣味コンのすすめ
「あまりコミュニケーションが得意じゃない」、「ちょっとオタク趣味なところがある」っていう人には、趣味コンがマジでおすすめです。ノーマルな街コンには10回くらい参加して、誰も食事にすらついて来てくれませんでしたが、趣味コンに行きだしてから、3回中、食事一回、付き合うところまで行けたのが一回で、かなり打率が上がりました。ちなみに残りの一回は、今回知り合った女性で、LINEで食事に行くことが決まり、日取りを決めているところです。

趣味コン例(アニメ好き、読書好き、お笑い好き、映画好き、旅行好き…etc)
趣味コンが面白いのは、大富豪でいうところの「革命」みたいな現象が起こるからです。適当なノリで参加したチャラ男が、ディープな話題についていけず、オタク男が場の中心に躍り出ているみたいな状態になることがあります。少数派の趣味を持つ女性は、それを誰かと共有したくてうずうずしています。異性でその趣味を理解してくれる人は、その人にとって間違いなく需要のある男だと言えるでしょう。

いよいよ当日
元カノに振られた二日後、僕は新たな出会いを求めて、戦場に赴きました。失恋に凹んでる場合じゃ無い。戦果は戦った物にのみ与えられるものだから。
今回僕が選んだのは、「ベストパートナー」主催の動物園コンです。グループデート感覚で王子動物園を回りながら、恋活しよう! という趣旨です。
ちなみに僕がここを選んだのは、元々大学時代に王子動物園でボランティアをやっていて、ある程度地の利があるから。このように、出来るだけ自分の有利なフィールドを選びましょう。

ジェネレーション・インパク
集合場所は王子動物園、ではなく、その付近にある美術館の中の一室です。理由は、自己紹介タイムを冷房の効いた涼しいところで行うためだそうです。ちなみに、王子動物園がある灘駅の周辺には兵庫県立美術館をはじめとした美術館が多数あり、その一帯はミュージアムロードと呼ばれています。
いざ会場につき、指定された部屋の前に行くと、受付のお兄さんが二人。とくにイケイケな感じでもありません。一人は市役所職員みたいな感じで、もう一人は友達とカジュアルなバーを経営してそうな半袖短パン姿のお兄さん。二人とも30代前半くらいだと思われました。
免許証を見せて身分確認を済ませると、「1」の番号のお席にお座り下さいと促されます。

期待に胸を膨らませ、会場に一歩足を踏み入れると、ある一つの疑問が浮かびました。
「あれ、年齢層高くね?」
 どうひいき目に見ても、二十代の女性はいません。男性陣も、もう職場ではベテランの域であろう年齢の人々、ただ女性慣れしていない様子がビンビン伝わってくるおじさまたち
対照的に女性陣の皆さんはやたらと落ち着いた雰囲気を放っています。
恋活パーティというより、ガチ目の婚活お見合いパーティ。

あまり要項を確認していなかった僕が悪いのですが、今回の街コン、年齢層がかなりワイドだったのです。僕は「20~32才」くらいの認識で行っていたのですが、あとで確認してみると、まさかの「20~49才」。完全に俺のミス。(笑)
皆さんも、同世代と出会いたい場合は、
この年齢欄をしっかりご確認下さい。

それでも人は恋をする
ただ、そこは恋活パーティ。なんだかんだで自分のお目当ての人は見つかるものです。一番奥の椅子に座った女性が、文化的な雰囲気で落ち着いた雰囲気の、端正な顔立ちで僕のタイプでした。

自己紹介タイム
ほんとにお見合いみたいな感じで、女性は席が固定で、向かい合って5分ほど会話をし、制限時間が来たら、男性陣が一つ次の番号の席に移動する。というのを6回繰り返します。つまり、全員と一対一で会話できるチャンスが与えられるということ。
このシステムは初めてだったので、なんだか新鮮でした。
配られた用紙の中に「自己PRカード」というものがあり、そこに名前、年齢、出身地、趣味などを記入します。そして、相手の女性とそれを交換して、それを見ながら会話をする。という流れ。
この自己PRカード、出来るだけ詳しく書いた方が、話が盛り上がっていいです。


女性陣
基本的には県内の参加者ですが、京都から来ている方もおられました。なぜ大阪をすっ飛ばして神戸の街コンに参加されたのか気になるところです。

あまり意識していないから話しやすい、聞き上手が多い
正直、ほとんどの方が恋愛対象に含めるには恐れ多いようなお姉さん方ばかりでした。だからこそリラックスして話せたし、聞き上手な方が20代限定パーティと比べて多い印象でした。ハキハキと話すことが出来ましたし、中々好印象を与えられたのでは無いかな、と思ってます。

チーム分け

全員と話し終えると、次に園内散策の際のグループ分けです。それぞれにカラーのリストバンドが配られ、散策する男女の色の組み合わせをエリアごとに交代していきます。
誠実そうな男性(以下セイジツと呼びます)とリストバンドの色が同じで、ペアになりました。その気になれば普通に彼女が出来そうな感じです。このペアはずっと固定なのでこの人が運命共同体になるわけです。(大袈裟)

いざ出発!
美術館を出て、いざ動物園へ出発です。「暑いねー」「でも九月だから涼しくなったねー」と当たり障りの無い会話を交わしながら、無駄に澄み切った晴れ空の下を歩きます。

園内にて
最初の自己PRのときには「おれも結構コミュ力ついてきたかな」と、内心得意気でした。
しかし、グループ行動になるやいなや、急に口数が少なくなるそこで冷静に自己分析を行っていた僕は、こう気づきます。
「おれに足りんのは協調性やな……」
あとは、その場で話題を生み出す「アドリブ会話力」。最初に見た動物がゾウだったのですが、なにか気の利いたことを言おうとしても、「ゾウだな」としか思わない。
いや、他にももちろん思ったことはありますよ? 「グレーだな」とか「シワけっこうあるな」とか「う●こすごいな」とか。
ただ、「言うまでもねぇな」ってストップかけちゃう。ここを気にせず、
「おれ、動物見てもたいしてなにも思わないんだよね!」とか正直に言えてたらいいんでしょうけど、変なプライドがあるんでしょうね。

インコと会話を試みる
僕とペアのセイジツがアクションを起こしたのは、円形猛獣舎の向かいにある鳥のコーナーでのことでした。サイズ大きめのインコに向かって、「インコチャン、コンニチワ」「インコチャン、ゲンキ?」と会話を試み始めました。女性に楽しんで貰おうと試みたのでしょうか。結果……
インコチャン、華麗にスルー。
女性、ノーコメント。セイジツ、それを笑いに出来ず。
セイジツの呼びかけは、動物園の二酸化炭素に混じって消えました。なんとなく街コンを利用するに至った理由がおぼろげながら分かった気がします。
ここで、街コンに行ったこと無い人に一言。
「街コンは冴えない男が行くところ」
 だから、そんなに怖がるところでもないと思います。他のグループの男性も、僕を含めてモテそうな人は一人もいませんでした。意気投合して、同性同士で友達が出来るかも。僕は実際、読書コンで知りあった男性と二ヶ月に一回のペースで会っています

親戚と神戸観光してる感じ
そうこうしてる間に、グループは次々と入れ替わり、街コンも佳境です。気分的には親戚と休日過ごしてる感じです。特に刺激もドキドキも無く。平和な時間が流れてました。

女性陣について
女性も、そんなにモテそうな人はいませんでした。笑い声がなんか乾いてる人、質問に対して一問一答な人、「次はこういうルートで回ろう」というと、「いいですね!」とかじゃなくて、「はい」と自主性のない答え方をする人。一定時間行動を共にしてると、人間のいろんな部分が見えてくる、というところでしょうか

フリータイム
午後五時頃、閉園のアナウンスが流れ始めたところで、グループ行動終了。全員集まっての番号交換タイムになります。ライン交換をしていくのですが、ここでのコツは、相手の名前のところに(その日の日付と相手の特徴を一言)メモしておくこと。友達追加した後、名前の横にある「ペンのマーク」を押すと表示名の変更が出来ます。参加者が多い場合、だれが誰だか分からなくなるのを防ぐことができますし、一言メモをその後のLINEの話題にすることができます。

解散
終了時間が17時と、二次会に繋げるのにうってつけの時間。園内を歩き回ってお腹が空いているので、これからメシでも行く?」と自然に次に繋げることが出来ます。


よかったところ
・全員と一対一で最初に話す時間がある。
・動物を見ながらなので、常に目の前に話題がある
・好みの相手がいなくても、動物園に遊びに来た! と割り切って楽しめる

注意点
・年齢の上限に注意してチェックせよ
逆に言えば、年上が好きな人にはピッタリだと思います。「ハーバーランドを散歩する街コン」にも参加したことがあるのですが、そこもアラサー、アラフォーの人が沢山参加してました。外を歩くタイプの街コンは、そういう傾向にあるのかも。

・一つずつのエリアの時間配分がかなり短め
王子動物園を四つのエリアに区切って、その中で1エリアあたり25分で回っていくのですが、とてもじゃないけど、ゆっくりは見て回れません。僕も全ての動物を見て回ることができませんでした。(カンガルー見たかった)

その後
一人気になった女性がいて、当日はほとんど話せませんでしたが、
「メシでもどう?」と誘ったところ、「是非!」とお返事をいただきまして、LINEでやりとりを続けています。
「どうせダメだ!」と諦めず、気になった人にはダメ元でも誘うべきです。まずはそこに慣れましょう。